独断と偏見とちょっとしたスパイス 54
球泉洞 ─気軽に挑める洞窟ダンジョン ご存じですか?─
いつも映画や本なんかを取り上げている。
「独断と偏見とちょっとしたスパイス」
たまには趣向を変えて、お出かけしたスポット紹介でもやってみよう。
せっかくインスタ用にいっぱい撮った写真もあるし。
今回行った場所は球泉洞。
球磨村にある九州最大の鍾乳洞。国道219号線、いわゆる人吉街道にある。
八代からそのまま坂本村を経由するルートで行きたかったけど、
令和2年7月に起きた水害の影響は未だ大きく地域は復興の最中。
なので今回は南九州西回り自動車道(高速)を使い、
芦北ICを降りて県道27号線から国道219号線へと行くルートを使った。
「神瀬」と呼ばれる交差点を右に曲がり、人吉へ向かう道の方は復旧している。
その交差点を曲がって一時走ると目的地、「球泉洞」はある。
球泉洞の駐車場から
実はここに寄ったのは2回目。
一回目はバイクで人吉から帰る途中に道の駅と間違えて寄った。
その時は特にこの場所にあまり魅力を感じていなかった。
それがどうした。
数年ぶりについたここは、
何かお洒落な出来立ての道の駅みたいになっているじゃありませんか。
中には「モンベル」が入ってて、モンベアがお出迎えしてくれた。
今年からモンベルが出来たとの事。さすがはモンベル。
地域経済を盛り上げるのが得意なアウトドアブランドだ。
とは言え一時運転していて、しかも暑かったのでサイダー飲んで一休み。
割高だけど、その辺の安いサイダーよりもおいしい。本当においしい。
さてさて、目的の地。球泉洞へ。
今回は一般コースを歩く。大人1100円。
ちなみに探検コースもある。
ヘルメットに長靴を履き、ガイドさんと冒険が出来るとの事。
その時は追加料金+800円。
これは次の機会にとって置こう。
始まりは長いトンネル。
青のライトが幻想的な空間
これはそのトンネルの手振れ写真
どこか抽象画みたいでこれはこれでありかも……。
表の扉は塞がれているはずなのに、
どっからか蝙蝠が羽ばたいていた。とても驚いた。
洞窟内は水が流れている。
こういう環境にいる目が退化した生物達って結構好き。
外が暑かった分、洞窟内は冷たくて涼しい……。
しかし、洞窟内は湿気が高いから体を動かすとじめっとした暑さが纏わりついてくる。
洞窟内は縦横無尽
私は高所恐怖症だからこの辺はかなり怖かった。
と思えば、このような細道も。
洞窟は複雑だ。
錆びたライト。
私はよく照明を被写体に写真を撮るのが好きだ。
こういう信仰の痕跡を見るのが好き。
いずれ、こういった地域信仰のフィールドワークをやってみたい。
閉じられた道。
洞窟内とても広い。
最初に冒険した愛媛大学探検部のメンバーは、
とても困難な探検をしたのは想像に及ばない。
心の半分は不気味で不安を感じ、
また心の半分は神秘的な空間や自然に畏怖の念を感じる
この造形美。素晴らしい。
長い階段は秘密基地の様だった。
道中には焼酎が置かれていた。
洞窟で20年熟成させるらしい。年代物の焼酎ってそんなにおいしいの?
冒険の終わり
遠く入口には日の光が差し込む
よく見るとトンネルの湿気も凄い。
冒険の終わりに「花香房」の抹茶ソフトで一休み。おいしい。
球泉洞の脇にひっそりと山の神が祀られていた。
帰りは「道の駅大野温泉」で温泉に入る。
そこには芦北が舞台のアニメ「放課後ていぼう部」のパネルがあった。
これの漫画山本釣り具センターとかに置いてあったりする。
今度見てみたい。
冒険は終わった。
洞窟を歩く。という貴重な体験が出来て良かったと思う。
熊本はやっぱり広い。熊本に住みながら、まだまだ知らない場所は多い。
良かったら身近に行ける冒険「球泉洞」。良かったら行ってみてくださいね。
公式サイト
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